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「『ダ・ヴィンチ・コード』は盗作」か?

ダ・ヴィンチ・コード』は英米でベストセラーになり、日本語訳もヒット、5月公開予定で映画化進行中なのですが、盗作論争がとうとう法廷に持ち込まれたようです。Yahoo!ニュース - 時事通信 - 「ダ・ヴィンチ・コードは盗作」と提訴=出版差し止めの可能性もという記事。

 訴えたのは、ヘンリー・リンカーン氏とともに1982年に「聖なる血と聖杯」を著したマイケル・ベイジェント、リチャード・リーの両氏。2人は「ダ・ヴィンチ・コード」の多くの部分は、「聖なる血と聖杯」を参考に書かれていると主張し、発行元の出版社ランダムハウスを訴えた。
 2人は著作権がさらに侵害されるのを阻止するため、差し止め命令を求める見通し。認められれば、ランダムハウスが「ダ・ヴィンチ・コード」を出版できなくなる可能性もある。
 オブザーバー紙によると、ランダムハウスの弁護団は裁判で、過去何世紀にもわたり、作家たちは互いに筋書きやテーマ、アイディアを借り合ってきたと強調。シェークスピアの戯曲も「真夏の夜の夢」を除くと、すべて他の作品からアイディアを拝借していると主張する方針。

イギリスの著作権法に疎いのですが、日本の著作権法では「アイデアは著作権では保護されない」というのが定説だったはず。イギリスではアイデアも著作権で保護されるんでしょうか。

ところで、『聖なる血と聖杯』って本は存在しないんですけど>時事通信社 邦訳がある場合はちゃんと邦題を調べて書いてほしいものです。

問題の本は『レンヌ=ル=シャトーの謎―イエスの血脈と聖杯伝説』。以前から『ダ・ヴィンチ・コード』種本の一つと目されてる本です。『ダ・ヴィンチ・コード』を読むずっと前に『レンヌ=ル=シャトーの謎』を読んでいた私に言わせると、「『レンヌ=ル=シャトーの謎』を下敷きにしたのがまるわかりだけど、盗作と言えるかな? これが盗作と認められてしまうと、世の中のフィクションはほとんど書けなくなってしまう」。それに、『レンヌ=ル=シャトーの謎』はノンフィクションという触れ込みだったはず。

ところで、『レンヌ=ル=シャトーの謎』の著者三人のうち訴えなかったヘンリー・リンカーン氏は『ダ・ヴィンチ・コード・デコーデッド』に登場してるとのこと。大人の事情(金とか、ひとこと言ってくれてないとか)をうかがわせます。

このウェブログでの過去の『ダ・ヴィンチ・コード』記事

関連書籍、いっぱい出てますね。

盗作疑惑が出ている『ダ・ヴィンチ・コード』、文庫版は3月10日発売予定です。

追記(2006/03/01):asahi.comSankei Webにも記事がありました。こっちはちゃんと邦訳題を調べて書いてます。でも「聖杯伝説」という略し方はないと思う>産経新聞

Sankei Webの記事ではじめて知ったのですが、訴えられたのは出版社であるランダムハウスであって、著者のダン・ブラウン氏ではないのね。不思議だ。

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コメント

この話、小説の文庫版や映画公開に先駆けたプロモーションの一環だとしたら、それはそれで面白いですね。

投稿: かおす | 2006.02.28 12:11

かおすさんはじめまして。

たしかに、ときどき「これってプロモーション?」って訴訟や差し止め請求ってありますよね。
逆に「被告側の知名度を利用した便乗?」にも見えます。

投稿: Stella | 2006.02.28 12:51

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