既存コミュニティを背景にしたwikiと、wiki参加への心理的障壁
wiki話の続き。実は最近CreatorsNetwork HikiFarmをいじりたおすのが日課になってます。IRCチャットでお世話になってるサーバの一つの付属wikiといった位置づけで、膨大なチャットログを整理し、埋もれているノウハウや感想をまとめるためのページ……だったんだけど一人歩きしているような。
チャットで出てくるもの(本やゲームなど)をメモしていくだけでかなりページ数ができてしまいます。シリーズものなど、wikiのページにまとめておくと、チャットで話題に出たときなど知らない人に紹介するのに便利。
こんな風に既存のコミュニティが背景にあると、そこに出てきたネタをwikiに切り出すだけで内容が充実するし、少数の編集者が0からページを作るのよりも労力が軽減されます。2ちゃんねる系の話題まとめwikiもそういう面があるんじゃないかな。
サイボウズの経営企画室 調査日報: wiki で「たたき台」をブラッシュアップするであるように、ネタのブラッシュアップなんかにもwikiは便利。また、オフ会の日程調整・参加表明もwikiでやると幹事の作業軽減になります。
ただまあ「wikiページを編集する」ってのに心理的障壁は結構強いかな、なんて思ってます。wikiページは(事実上)全て書き換えられるということになかなか慣れないみたい。「他人のサイトを自分が書き換える」というのが気になるのかな。そのwikiが属しているコミュニティ(Wikipediaみたいに、wikiそのものがコミュニティになってるものを含む)に強い帰属意識があるとそうは思わないのかな。
私が見たゲーム攻略wikiに、コメントプラグインやBBSプラグインを設置して情報提供を募集しているところがありました。wikiの記法という障壁を軽減させることもあるのでしょうけど、多くの人が慣れている掲示板的情報提供でwikiの充実を図っているのでしょうね。
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