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発言を取り消せても痕跡は消せない

読売ウィークリーのデスクがタリウム殺人未遂事件や町田女子高生殺人事件について「いったいどうなっているのか」と題して記事を書いたのですが、よせばいいのに記者時代に経験した「女児連続誘拐殺人事件」の宮崎勤被告の部屋を取材したときのことについて、取材者による印象操作が行われたことを書いてしまいました。

その記事が11月12日に公開されたころは特に動きがなかったみたいですが、読売ウィークリーが日経ビジネスと酷似した記事を掲載したことが元でか人目に触れるようになり、11月20日ごろにブログに取り上げられはじめ→羅列型個人ニュースサイトで取り上げ→はてなブックマークやらなんやらで大騒ぎ→批判的トラックバック襲来→記事削除→他の記事もトラックバック閉鎖、となったようです。 私が見たときは十数件のトラックバックがあった記憶があります。

で、記事を削除しても痕跡は残ってしまうので、Googleのキャッシュ(←そのうち消えます)やらHTML保存してた人が公開するやらスナップショット公開やら記事をはてなブックマークに全文転載するやらと削除が意味のない状態になっていました。

読売ウィークリーのブログには、日経ビジネスと酷似した記事掲載の件についての反省の弁はありますが、記事削除の件については黙ったままです。というか、11月21日以降に記事が追加された様子がありません。

他にも、ソニーとSo-netが作ったウォークマンA販促ブログで記述の矛盾点や問題点が指摘され炎上、あえなく全面削除になってしまったということもありました。これもキャッシュやスナップショットがあらわれてます。

二つとも公的なブログですし、倫理上は問題があったとしても警察沙汰ではないということもあってか、全てを消してなかったことにし、話題が薄れるのを待とうという考え方のようです。

キャッシュやスナップショットが普通の人が見えるような場所に置くことが著作権侵害行為だとはいえ、それを抜きにしても一度世に出たものの痕跡はなかなか消せるものではありません。それこそ発端が印象操作であるとわかっていても「オタク=犯罪者予備軍」のレッテルがはがされることはないように。

追記:タイトルの日本語がおかしいので修正

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