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見出しの無断利用は不法行為との高裁判決

デジタルアライアンス社が配布しているティッカーに見出しを勝手に使っているのは違法として読売新聞社が訴えている件についての控訴審判決があり、読売新聞の逆転勝訴となりました。ほんとびっくりしました。なにせ「一太郎アイコン訴訟」控訴審と違って、判決が今日だとは知らなかったものですから。

YOMIURI ONLINEで報じていますが、裁判を起こした経緯や原告の主張は詳しくても判決についてはまったく詳しくありません。Sankei Web(共同通信社配信記事)によると、「見出しの著作物性は否定」「無断使用は不法行為」という判決だったよう。しかも賠償は認めたけど記事見出し使用差し止めは認めてません。

知財高裁でも見出しの著作物性を否定しているという点は重要だと思います。ただ、この「無断使用は不法行為」ってのがちょっと気になります。確かに「労力をかけた見出しを勝手に使われて金儲けされるのはよくない」ってのは心情的によくわかります。じゃあ一般のユーザーが勝手RSS作るのはどうなのか、羅列型ニュースサイトやソーシャルブックマークで見出しを使うのはだめなのか、クリックバナーやアフィリエイトで広告料を貰っているかどうかが判断の差なのかってあたりが今後の検討課題になっていきそうです。

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» 見出し無断使用訴訟の判決文で考える [StarChartLog]
デジタルアライアンスのLINE TOPICSでYahoo!ニュースの読売配信記事見出しを読売新聞社に無断で使用していることに関する控訴審判決、連休明けてやっとWebで公開されました。 著作権侵害、不... [続きを読む]

受信: 2005.10.11 22:40

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