麻生総務相「一民族の国」発言
今のところasahi.comでしか報じてないので「くさすためにする報道」だと思うのですが、麻生総務大臣がまたやってくれました。
麻生総務相は15日、福岡県太宰府市の九州国立博物館(九博)であった開館記念式典の来賓祝辞で、「一文化、一文明、一民族、一言語の国は日本のほかにはない」と話した。
この部分だけ見れば、「麻生大臣はハンチントンの『文明の衝突』に心酔してるのね」で終わりなんですが、事務所がまた困ったコメントを。
麻生総務相の事務所は取材に対し、発言について「ヨーロッパなどは侵略や民族の移動で文化などが変わった。だが、日本は国家形成の中でそのような歴史がほとんどなかった、という趣旨だったと思う」と語った。
いや、それはないだろそれは。蝦夷征服の歴史がなかったことになるじゃないか。麻生大臣の事務所は早急に『文明の衝突』を読んで理論武装してください。
サミュエル・ハンチントン著 / 鈴木 主税訳
集英社 (1998.6)
通常2-3日以内に発送します。
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ただ、ハンチントンの言うとおりに日本を一文明として数えるか、というと異論があるんですけどね。
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