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批評をチェックする媒体・されない媒体

少し前の話ですが、町山智浩さんのオレの書いた「スターウォーズ」評を配給会社が検閲!で、雑誌に書く予定だった原稿に映画配給会社(20世紀フォックス)がチェックを入れたものをそのまま公開しました。最終段落の「その描写はとことん容赦がないので~これじゃ悪が勝つのも当たり前だよ。」あたりは、家族連れやカップルが行きたくなくなると判断されたんだろうなあ。こういう、配給会社・映画会社が一般客を馬鹿にした所業というのは、批評問題に限らず作品そのものにいたるまでよくあることなんで、映画業界・批評業界にいない私だと「あー、またやったか」という印象を受けてしまいます。

すでに映画に限らず評論と呼ばれるものについて、「絶賛は信用できない」なんて思われている気がします。ウェブログやネット上の評価サイト(Amazonのカスタマーレビューなど)で単なる罵倒だけの酷評が流行するのは、評論家と名乗る人たちの太鼓持ち紹介の蔓延が原因なのかな、なんてことまで考えが行ってしまいます。

さすがに政治ネタ削除はやりすぎ。とはいっても、西森マリーのUSA通信は思いっきり政治ネタ。しかも「反ブッシュ映画」とはっきりと書いてあります。画像提供があるので、何らかのチェックがあったような気がするのですが。そういえば、TBSラジオ「ストリーム」での町山氏のスターウォーズ評についても特に何も言われなかったらしい。

観客動員に影響がありそうな媒体(雑誌やTVなど)では細かなところもチェックして、そうではなさそうな媒体(Webやラジオ)ではチェックせず、なのでしょうか。

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