« 「複数書店の使い分け」がオンライン書店にも | トップページ | ITmedia、オルタナティブ・ブログはじめました »

「文学賞異変」という異変

いつもは手に取らない朝日新聞本紙の、6月11日朝刊一面トップが「文学賞異変」でした。最初一面だと気がつかなかったぐらい、一面トップには似合いませんでした。残念ながらasahi.comには見当たりません。「ENDING ENDLESS 雑記帖」に概要が載ってますけど、確認は各人でするしか(汗)。

肝心の内容ですが、公募文学賞(日本ラブストーリー大賞青春文学大賞など)と、公募ではない本屋大賞を十把一絡げにする乱暴さを感じました。確かに本屋大賞の成功で、「別に権威ある作家を選考委員にする必要はない」ことに気がついたのでしょうけど、すでに「商業出版」というフィルターを通った本屋大賞と、そうではない公募の賞と一緒にするのは乱暴というか。というより、公募文学賞を企画している出版社そのものが、性格の違いを理解しているのでしょうか。

日本ラブストーリー大賞、青春文学大賞に、作家が最終選考する日経小説大賞を含めて、映画化できそうなものを探している、という印象を受けました。たしかに『世界の中心で、愛をさけぶ』『いま、会いにゆきます』『四日間の奇蹟』など映画化したものがミリオンヒット、という傾向があります(『電車男』もこれに含まれるのかな)。

「ENDING ENDLESS 雑記帖」でも紹介されてるダ・ヴィンチ7月号は「文学賞でひと花!」が第一特集。文学賞特集で価値があるのは豊﨑由美+大森望対談とダ・ヴィンチ文学賞のスタート記事ぐらいで、新人賞公募一覧は「公募ガイド」などの公募情報誌を読んだほうがましでした。ただし、豊﨑由美+大森望対談だけでも元は取れます。

エンターテイメント系の小説の書き方は、最近読んだうちでは『冲方式ストーリー創作塾』が実例豊富で参考になりました。『冲方式ストーリー創作塾』は宝島社発行なのに、宝島社が主催している日本ラブストーリー大賞について公告していないのはなんでだ? ダ・ヴィンチ・コード本を宣伝してる場所使ってでも公告すればいいのに。

|

« 「複数書店の使い分け」がオンライン書店にも | トップページ | ITmedia、オルタナティブ・ブログはじめました »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/517/4533377

この記事へのトラックバック一覧です: 「文学賞異変」という異変:

« 「複数書店の使い分け」がオンライン書店にも | トップページ | ITmedia、オルタナティブ・ブログはじめました »