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「星の王子さま」の題名を新訳が使うことを制限できるか

新訳「星の王子さま」続々 岩波版半世紀、独占権が消滅という記事がasahi.comに掲載されました。サン=テグジュベリが行方不明になって60年余り。死後50年とされる著作権保護期間に戦時加算が入って延び、今年やっと原作者の著作権が消失しました。これで原作の著作権権利者と岩波書店が結んでいた独占契約が消失し、いろいろな会社から新訳が出るようになったということなんですけど、岩波版翻訳の著作権権利者(当たり前だけど消失していません)が「星の王子さま」という題名を新訳にも使うということを不満に思ってます。原題の「Le Petit Prince」は「小さい王子さま」という意味しかないので、ここで「星の王子さま」という題をつけたのは翻訳者のオリジナルだ、との主張。

とはいっても題名に著作権が認められないのは著作権法の基本。著作権が認められたらこうやって紹介することすら許可を必要とします。商品の名前を保護するのは商標です(書籍だって商品だ)。というわけで、特許庁の初心者向け商標検索で「星の王子さま」商標を調べてみました。(検索結果のリンクは残念ながらできません)

様々な区分で「星の王子さま」商標を取得してるんですね。全てがサン=テグジュベリの元著作権権利者による出願のようです。「織物、その他本類に属する商品」の無効審判にだまされながらも、登録2387562に「区分16 新聞,雑誌」、の登録があるのを発見。この「区分16 類似群26A01」には書籍・出版物が入ります。

商標の実務に疎いのでよくわからないのですが、「新聞,雑誌」と指定されるとその範囲でしか認められないのかな。認められないとすると、商標として保護されたい場合は改めて「書籍」が入る形での申請をしなければならないのか。

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