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出版売り上げ増、そして書店の倒産

出版売り上げ8年ぶり増加、という景気のいい話と、書店の倒産増加続く、という不景気な話が同居する昨今の出版事情。

まず、景気のいい話。出版科学研究所によると、2004年1月から11月までの出版物の販売額が前年比0.6%増となり、このままの傾向が続けば2004年一年間の出版物販売額が8年ぶりに増加に転じそう。とはいっても、雑誌、特に週刊誌の低迷振りはもうどうしようもなさそう。

ただ、この傾向が来年も続くかというと、「そりゃかなり難しいよ」と答えるしか。来年にハリー・ポッターシリーズの新作の日本語訳が出るとは思えないし、なんだかんだ言って200万部以上売るハリー・ポッターシリーズをカバーできるだけのメガヒットが作れるかというと、「出版社のみなさんがんばってください」としか。

さて、景気の悪い話。東京商工リサーチのデータ解析特別記事によると、1990年から2003年までの14年間に倒産した書店は447件で、小規模零細企業が多いと言う結果がでました。ちなみに、2003年の書店廃業は1085店。これで「回復基調」という見出しがつくんだから深刻(情報源:新文化2004年5月20日号)。

朝日新聞記事では例によってネット書店とコンビニのせいにしていますが、それ以前から郊外型大規模書店に客を取られてやめる書店が多く、その傾向があいかわらず続いているとも読めます。朝日新聞記事で2000年の負債総額けて大きいですが、これは駸々堂倒産の年です。

私自身の本の買い方を考えると、たしかにここ数年、「街の書店」で買うことが少なくなりました。雑誌ならたいていスーパーで扱っていますし、書籍はポイント目当てにbk1で自分のブリーダーID使って買ってることが多い。買うかどうか迷っている本は、大規模書店でないと置いてなかったり。

なにしろ出版点数が多すぎて、すべての客のニーズにこたえるべく品揃えする、ってのが根本的に不可能になってます。私が好んで読むライトノベルにいたっては、気を抜くと書店の棚から消えてることが多いですし。

小売業全体が小規模のところが淘汰されているみたいなので、その流れに書店も乗ってるだけといえるかも。

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