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ワーナーはなぜ失敗したのだろう

梅田望夫・英語で読むITトレンドで紹介された、ワーナーがウェブログを使ったマーケティングに失敗した話。

ワーナーレコードが新人アーティストプロモーションのために音楽紹介・批評ウェブログにメールとMP3ファイルを送りつけたところ好意的には受け止めらず、多くのウェブログはワーナーの要請が無視しました。それだけではなく「若者なりすましの自作自演コメント」(ワーナーはそれを認めていない)を行い、一気に評判を落としてしまいました。

「若者なりすましの自作自演コメント。しかもワーナーからのメールと同じIPで発信」に関しては、詳しくない人が焦ってやってしまう間抜けなので論評に値しませんが、書籍ではよくやっているこの手のプロモーション、どうしてワーナーは失敗したのでしょうか。

もしかしたら「音楽」というジャンルで、「ワーナー」という大企業が行ったからかもしれません。音楽は反権力メッセージと結びつきやすく、しばしば敵はレコード会社とみなされやすいです。これはアメリカだけでなく日本でもそうで、著作権法改正の盛り上がりは、主に「敵はJASRACとレコード協会」といった雰囲気の記事が多かったです。

「敵はレコード会社」という発言を多くしている人や、そういう読者が多いと認識している管理者は、敵のはずのレコード会社から曲を無料で提供してもらうことが「レコード会社の手先」とみなされ、イメージダウンに繋がるのを嫌がったのでしょう。書籍の場合は別に「出版社の手先」とみなされるのがイメージダウンにならないのと好対照です。

ワーナーは、ウェブログの読み手に敵とみなされないようにするイメージ戦略から始めなければならなかったということでしょう。

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受信: 2004.08.27 13:06

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