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「思ったとおりに書け」の罪

憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向日記に、テキストを書くという行為は演技であるという記事が掲載されました。

ウェブログや掲示板を含めて他者に読まれるための文章は、何らかの形で演技が入るという内容です。思考そのままを垂れ流しにしたら読めたものじゃなくなりますから、実にそのとおりだと思います。

思考の垂れ流しの公開問題だけでなく、読者が期待する内容から逸脱していると、やはり否定的に扱われがちです。学校での作文のように、型にはまった「こどもらしい作文」でなくても否定的に見られませんが、「この書き手らしい文」という自分が作った固定イメージに縛られるようになります。

元記事に パオロ・マッツァリーノ『反社会学講座』が引用されているので引き合いに出しますが、この本は「社会学でよくとりあげられる言説」が、別のデータを使って分析すると逆の結論も導き出される、という内容です。もしも結論が「社会学でよくとりあげられる言説」と同じものになったら、非難囂々ではすまないでしょう。

「思ったとおりに書け」というのは、無意識のうちに演じてしまう人には有効なアドバイスかもしれませんが、そうではない人にとっては才能をつぶすだけにしかならないと私は思います。

via モノグラフ

反社会学講座
パオロ・マッツァリーノ

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